現実からの逃避旅行記

気の向くままに

紫煙を燻らせて

少々長くなるやもしれませんが。 僕は煙草が好きです。 元は大嫌いで、喫煙者に嫌がらせをするような中学時代と、ヘビースモーカーな父親を文字通り煙たがるという。喫煙者にとってこれほど迷惑な対応はないという時期がありました。 それがなぜ喫煙者になり…

Report 2

眼を開けた瞬間、僕は気付いた。 「あ、これは夢だな」 と。 そんなわけで、中世の街並みにはおよそ似つかわしくない褌一丁で見知らぬ場所に放り出された僕は、とりあえず街を闊歩してみた。 OP「ふっかつのじゅもん」sumika 「あんた、ほんとに何やってんの…

Report 1

その日、私は産まれた。 目を見開いた時、周りの大人が妙に騒いでいたことを僅かに覚えている。 3歳になってからその理由を知った。 透き通るような白髪に、色の違う左右の目。 左の藍色は天を、右の黄色は地を象徴するらしい。 物心ついた頃には、私は「神…